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アニメーションに初めて携わった頃の話

アニメーションを始めた頃の話

初めて描いたアニメーションは無限ループの日々だった

初めてアニメーションを描いたのは11年前。まだWebが何なのかも良く解っておらず、でも何処かに就職しなければいけないなぁと思っていた頃の話。


HTMLも理解していなかった私はどうしたもんかと毎日を呆然と過ごしていたある日、「FLASH得意だったよね?」と声を掛けられました。オブジェクトを右から左に動く程度しか出来なかったのですが、「得意です」と自信満々で答えた所、FLASHで作るアニメーション映画の手伝いをしてくれないかとの事でした。
昔からアニメーションは大好き(ジブリやトム&ジェリーなど)だった私は二つ返事で参加させていただく事に。


最初に指定されたのが、「脇役のキャラが驚いて後ろに跳ねる」というアニメーションをつける事。
おぉ~おぉ~いけますいけますと意気揚々と取り組みだしのですが・・・
1週間たってもOKが出ません。わずか1秒にも満たない動きです。1週間も同じキャラの動きを描き続けOKももらえずイライラが募りました。なんでこれがダメなのかっ!と。
やっと通った時、「まぁ・・・これでもいっか。」という言葉でした。


これがアニメーションか・・・大変過ぎる・・・と思えればまだ良かったのですが、あの頃の私はとにかく腹を立てていました。「こんなに時間を掛けて、寝ないで作業したのにその言葉って何?」とばかり思っていました。


その仕事は約半年程制作に携わっていたのですが、3日作業して数時間寝る、4日作業して数時間寝るという事の繰り返し。制作会社に伺って作業していた時には「寝てる?ダメだよ寝ちゃぁ(笑)」と言われたのを覚えています。 「はぁ・・・(はぁ!?)」と思いましたが我慢ガマン。


土日はもちろん、GWなどの祝日もなくとにかく作業に明け暮れました。そしてエンディングも近くなった頃、3分半のシーンを任されたのです。
その頃には憔悴しきっていて、もう何がなんだか解らない状態でした。
とにかく終わりたい、早く早くって感じだったと思います。


そして、3分半のアニメーションを提出した時にシーンの変更(部分的)とやり直しの指示を受けました。
私はとうとう「ブチ切れ」てしまったのです。もうコノヤロウッ!!ですよ。
そして途中でリタイヤしました。


あの頃はあの会社が悪い、こんなに寝ないでこんなに作業させてこれっぽっちのお金で、なんて考えていました。
あれからの10年の間、ちょちょいアニメーションをしたり、人形を動かしたりとアニメーションに関する仕事にも携わる事がありました。
今思えば、自分の腕の無さが一番の原因だったのだと痛感します。お仕事をさせて頂いた会社はとっても甘くしていてくれたんだとも感じます。
とにかく勉強もせず、何がダメだったのかも考えず、取り組む姿勢も悪い。
「寝ないで作業している事を評価してほしい」と思っていたのでしょう。
これでは良いと思わせるモノは作れないです。。。本当に恥ずかしい。


その仕事を逆ギレで辞めてから今でも愛用している「アニメーターズ・サバイバルキット」を参考に、ちょいちょい描かせて頂いています。
あの頃は苦しくこんな事辞めてやる!なんて思っていましたが(実際辞めたのですが)、今では良い経験となっています。「休み」「給料」の前に考えるべき事はありますね。大事な休みと大事な経験の両方がとても重要だと今では思えます。寝ないと良い事は出来ないという事も。


今WebではJqueryを使ったアニメーションが多く見られますが、そればかりではつまらないと感じる事もあります。
案件によるかもしれませんが、多少コマアニメーションの要素があっても面白いのではないでしょうか。
及ばずながら面白いと感じるコトを描けたら嬉しく思います。

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2014.04.02